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Kumano Kodo Pilgrimage routes

熊野三山への信仰は、霊が宿る熊野の山へと向かう苦行によって、一切の罪業が消滅すると信じられ、当初は皇族を主に、その後、武士や庶民にも広がっていきました。
今では「紀伊山地霊場と参詣道」として、世界遺産に登録されています。

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古道沿いの景観

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現在の「牛の鼻」(写真中央)周辺

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熊野詣紀行

いくら難行苦行がありがたいとはいっても、楽しみがなければ旅とはいえません。

熊野街道を旅した人は、どんな楽しい思いをしたのでしょうか。お金をたくさん持っている人は、おいいしいものを食べたり、飲んだりしたのでしょうが、なけなしのお金や講(こう)によって旅する人はそんなぜいたくは許されませんでした。しかし、ただで旅を楽しむすべは心得ていました。それは景色を堪能(たんのう)することです。これは今も最高のぜいたくではないでしょうか。

田辺に入った旅人がまず感嘆したものが、芳養町にある奇岩「牛の鼻(うしのはな)」付近です。海に沿った街道の景色が良かったのでしょう。寛政10年(1798年)の「熊野詣紀行(くまのもうできこう)」や幕末の「紀伊名所図会(きいめいしょずえ)」にスケッチや挿図で描かれています。

江戸時代の熊野の紀行文には、秋津野(あきつの)、人国山(ひとくにやま)、雲の森など、万葉集などの古歌に関連する地名も書かれており、これらの文学を訪ねた旅人もかなり多かったことがうかがえます。

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