本文にスキップ

武蔵坊弁慶ゆかりのコース

伝説の豪傑・武蔵坊弁慶ゆかりの地を巡ろう!

源義経に仕えた伝説の豪傑・武蔵坊弁慶。弁慶さんの話は所説ありますが、熊野別当の子供である説や幼少期にまつわる史跡が数多く残っていることから、田辺が生誕の地として有力視されています。地元の英雄として親しまれる弁慶さんゆかりの地をめぐってみよう!

コースガイド

■コース
①JR紀伊田辺駅→②大福院→③鬪雞神社→④海蔵寺→⑤八坂神社→⑥弁慶松・弁慶産湯の井戸→⑦JR紀伊田辺駅
■歩行距離:約3.1km
■所要時間:1時間30分~2時間
※所要時間は目安です。歩行速度や見学時間により変動します。

JR紀伊田辺駅から出発!

JR紀伊田辺駅正面を出てすぐ左側、弁慶像がお出迎え!

500m(徒歩約7分)

大福院と弁慶生誕地の碑

古くは鬪雞神社の修理本願を担っていた寺院。境内には弁慶生誕地の碑があります。

50m(徒歩1分)

鬪雞神社

熊野三山の別宮的存在として知られる神社。

弁慶の父とされる熊野別当・湛増(たんぞう)が、源平合戦でどちらに味方するかを決めるときに御神前で鶏を戦わせて神意を占ったことが(鶏合神事)が社名の由来。「勝運導き」のご利益があると言われています。

境内には、鶏合神事の様子を再現した「湛増・弁慶の像」があります。熊野水軍を率いる湛増に援軍を求めるため源氏側の使者として訪れたのが弁慶だったと言われています。

また、社務所には弁慶産湯の釜や湛増が使ったとされる烏帽子や鉄扇等の宝物が展示されています。

500m(徒歩約7分)

海蔵寺

JR紀伊田辺駅からほど近い場所にある大きなお寺。

弁慶の父とされる湛増が源平合戦に熊野水軍を出陣させた際、戦勝を祈願したという「弁慶観音」と呼ばれる木造観音像(非公開)が安置されています。

350m(徒歩約5分)

八坂神社

田辺第一小学校の裏手にある小さな神社。

境内には弁慶が少年時代に座ったといわれる弁慶の腰掛石があり、大人でも座れるくらいの大きなお尻のくぼみができています。

700m(徒歩約8分)

弁慶松と弁慶産湯の井戸

田辺では昔から地元の英雄として「弁慶さん」が親しまれていました。そんな田辺の人が弁慶を偲んで植樹したとされるのが弁慶松。

江戸や明治のころには近くの旅籠(はたご)の使用人が朝早くに落ちた弁慶松の葉を拾いに来て、台所の焚き付けに使っていたとか。熊野詣の人々が無事に参詣を終えるとふるまわれたお祝いの餅「山祝い餅(または弁慶の力餅・山越餅)」も、そのかまどで蒸されたもち米をついて作られていたそうです。

5代目までは片町にあり1975年に枯死しましたが、その種子から育てた6代目弁慶松が田辺市役所前に植えられています。

弁慶産湯の井戸は、弁慶の産湯の水を汲んだと伝えられている井戸。1960年までは田辺第一小学校内にありましたが、現在は田辺市役所前、弁慶松の横に復元されています。

1km(徒歩約15分)

大通りを通ってJR紀伊田辺駅まで戻りましょう。