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珠簾神社

珠簾神社(みすじんじゃ)

御簾神社

三栖地区全体の産土神で、古くは一倉神社と呼ばれていました。
正面には本殿とその両側にも小さな祠が三つあり、向かって右側に「影見王子」とあります。これは熊野九十九王子のひとつ「三栖王子」のことで、三栖王子が水害で崩壊したあとこの神社に合祀されました。
境内には土俵があり、11月3日のお祭りのときに子供たちによる奉納相撲が行われます。また、祭りでは獅子舞も奉納され、迫力のある姿を一目見ようと地域の人たちが集まります。

御簾神社
三栖王子

三栖王子のことは、後鳥羽上皇の熊野詣(1201年)の御幸記の中に、藤原定家によって「マル(万呂)王子の次に、ミス山王子に参った」と初めて書かれています。
三栖王子は別名「影見王子」とも呼ばれ、昔、神様が自分の姿を谷川に写してみたところ、水清く、波もたたず、実に良く自分の姿が見ずに移ったので、自分はここに鎮座しようと決められたそうです。
もともと三栖王子があった場所には現在、三栖王子跡の石碑が建立されています。

三栖王子
三栖王子跡(下三栖)

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